西武池袋本店の“トンデモ改装”に諸行無常の響きあり

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この先どう変身していくのか、目が離せない西武池袋本店。

デパートといえば街の顔。

私が子供の頃は、

✅ 池袋→西武、東武
✅ 新宿→伊勢丹、小田急、京王(三越なんてなかったさ(*’▽’))
✅ 渋谷→東急、西武

という印象でした。

時代の流れの中で、デパートの在り方、小売業態が変化していくのは避けられないものの、10/27の「東洋経済ONLINE」に、「西武池袋本店で進む「トンデモ改装」仰天の中身」という気になる記事が載っていました。

米フォートレス主導で再建が進められていて、フォートレスと連携するヨドバシホールディングスのヨドバシカメラが出店するため、百貨店としての売場面積は現在の半分程度となるわけです。

そして、新経営陣は「百貨店や小売業の常識とかけ離れた指示を出し、とんでもない改装を進めようとしている」のだそうです(・。・;

その気になる指示は、、、
利益に対する貢献度の高いテナントを機械的に洗い出し、その上で絞り込むというもの。

百貨店といえばアパレルのイメージが強いですが、売り上げが芳しくない紳士服や婦人服も売場の大幅縮小が余儀なくされそうです。

アパレル

その上で、高級ブランドや食料品については、出店しているテナントを売上高や利益貢献度の大きい順に並べて、高級ブランドについては上位10社程度、食料品については上位20社程度に絞ることが俎上に載せられているとのこと。

その結果、売上高や利益貢献度が下回っているテナントについては事情にかかわらずすべて撤退との方針!(-_-;)


もちろん、こうした方針に対して、そごう・西武の関係者からは、

「効率を重視するという考え方は理解できるが、単純に売り上げや利益貢献度が高い順に並べてもうまくいくわけがない」

「百貨店はさまざまな商品を並べ、買い回りや”ついで買い”をしてもらうことで利益を得るビジネスモデルだ。それができるのは、比較対象となるテナントがあってこそ。そうした百貨店のビジネスモデルを無視した、あまりに機械的な商品政策だ。これではフォートレスが買収時に掲げた”百貨店の再成長”は達成できない」

「ブランドの中には、出店してもらった経緯や、その後の付き合いなどの関係からむげにできないものも多数あり、さまざまなシミュレーションを行って、どうにかして残せないか努力している」

など様々な声が出ているようです。


それに対してファンド関係者は、「(買い回りやついで買いで利益を得る)ビジネスモデルでうまくいくのであれば不振に陥ることなく、売却されることもなかったのでは」などと指摘しています。
ん~、確かにそうかもですねぇ(-_-;)

また、別の都心百貨店の幹部は「売場面積が半分になった上、機械的な商品政策を進めていれば、池袋西武はもう終わる。われわれにとっては大きなチャンスだ(--〆)」とほくそ笑んでいるのだとか。

恐ろしいわぁ((+_+))
明日は我が身かもしれないのに。。

新しい経営陣が就任して日が浅く、再建は始まったばかり。
今後まだまだ修正を重ねていくと思われますが、時代の流れに合った形に大きく変化していくことは避けられないでしょう。


奢れるものは久しからず。(西武が奢っていたわけではないけれど)
諸行無常の響きあり。
街の変化を見守りつつ、静かに平家物語でも読んでみたくなりました。
↓このシリーズは、活字が大きく、やさしい挿絵で、とても読みやすくて大好きです(^^)/

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